こんにちは、大阪在住の写真家Yuto[X(旧Twitter) Instagram]です。
先日、僕が主催しているエヌピクチャーズでポートレート教室を開催しました。
ポートレート教室は初開催ということもあり、探り探りの中で進めることとなりましたが、結果的には僕自身も参加者も撮れ高が多くなったとのことで良い教室にできたかなと思います。
この記事では教室の様子と実際に撮れた写真、そして参加者が撮れた写真をいくつか紹介します。
私のプリセットと著書、そして運営している教室です。
教室の様子
今回のモデルはゆなしー(@yuna_photo43)さんで、舞台は大阪を代表する観光スポットの1つ「道頓堀」です。
全体の時間としては3時間でうち休憩を1回。1スポットにつき30分前後で、1人5分ぐらいでメイン撮影という形式で写真を撮りました。
今回は映画に出てくるシーンのような写真、サイバーな雰囲気の写真をイメージしていたので、イメージに合うような背景の場所は事前に選定していました。そこに案内して実際こんな感じに撮れるということを実践した上で参加者にメイン撮影をバトンタッチしていく流れにしています。
いざ教室をしてみると人それぞれ背景の作り方やアングルが違ってくるので、良い意味でこちらが予測してない写真もたくさん出てきます。
指示出しという点においてはモデルさんが神モデルなので基本的には次々とポーズを変えてくれますが、ポートレートに慣れている人は細かい指示も出したりしながら撮影していきます。
複数人で撮ることの良さは、他の人の撮り方を見たり、参考にしながら撮ることでレパートリーが増えていくところですね。
天気は雨が降ったり曇りだったりという感じでした。ただ2〜3日前まで大雨予報だったのでどうしたものかと思っていましたが、前日ぐらいになると小雨予報になったので決行しました。
結果的には雨ならではの地面の輝きやしっとりした雰囲気がプラスに働きました。
終始和気藹々とした雰囲気で楽しく時間は過ぎていきました。結構な大所帯ではありましたが、イメージ通りの写真が撮れそうな場所を選びつつ、他の人の通行やお店の営業妨害にならないような場所を選んで撮影します。
おかげさまで大変好評だったこともあり、定期的に開催することができそうです。
撮れた写真
どんな感じの写真が撮れるの?っていうのを紹介していきます。
ざっくりポートレート講座
ポートレートをはじめて撮るという方に向けて簡単なコツを紹介しておきます。
- 背景と被写体の距離をあける(背景がボケる)
- 基本的に目にピントを合わせる
- モデルをリラックスさせる(表情が柔らかくなる)
- 日の丸構図、三分割構図が撮りやすい
- 意図せぬ串刺し、首切り構図は避ける
少し慣れてきたら…
- 撮りたい写真をイメージする
- 背景を選ぶ
- 光を上手く使うことを意識する
というところを意識していくと良いです。
参加者が撮った写真
1スポットにつき30分前後で、1人5分ぐらいでメイン撮影という形式で写真を撮りました。
今回は映画に出てくるシーンのような写真、サイバーな雰囲気の写真をイメージしていたので、イメージに合うような背景の場所は事前に選定していました。そこに案内して実際こんな感じに撮れるということを実践した上で参加者にメイン撮影をバトンタッチしていく流れにしています。
いざ教室をしてみると人それぞれ背景の作り方やアングルが違ってくるので、良い意味でこちらが予測してない写真もたくさん出てきます。
指示出しという点においてはモデルさんが神モデルなので基本的には次々とポーズを変えてくれますが、ポートレートに慣れている人は細かい指示も出したりしながら撮影していきます。
複数人で撮ることの良さは、他の人の撮り方を見たり、参考にしながら撮ることでレパートリーが増えていくところですね。
taka0610さんは風景写真のエキスパートであり、写真歴が長く、国内メーカ系のフォトコンで上位賞を受賞している他、IPAやSONY WORLD PHOTOGRAPHY AWARDでも受賞しているなど実力派の方ですが、今回は新しい撮影ジャンルに手を広げていくというスタンスで参加したことの振り返りを、自身のブログで紹介されています。
久々の大阪へ遠征!ポートレートとスナップ撮影を通じて学んだ事。 | Photo Fieldworks
風景写真というひとつのジャンルを突き詰めてきたうえでポートレートという撮影ジャンルにおける世界観はどのようなものだったのか、また共通点はどんなところかといったことを書いています。
この教室では結果的に異なる撮影ジャンル(風景・スナップ・ポートレート)でも似たようなことをやっているんだなということをお互いに気付いた瞬間でもありました。
皆の写真を見ていると自分では思い付いていない構図もあったりします。モデル・場所・タイミングが同じという条件の中で、十人十色の作風を見るのは、自分一人だけでは絶対に見れません。
主催者ながら勉強になる教室となりました。
撮影機材
今回の教室では35mmをメインとしました。35mmは撮影時に物理的な距離感が近いのでコミュニケーションも撮りやすく、背景との組み合わせもバランスを取りやすいので使いやすいレンズでした。意外と近くに寄れるのも良いですね。
まとめ 複数人で撮るからこそ見つかる視点がある
初開催となったポートレート教室ですが、場所の選定やベースとなる撮り方が伝えられた上で、他の参加者の撮り方や出来上がった作品を見ることは、自分の引き出しの数を多くすることになります。
また、同じ趣味を持つ者同士で交流ができることもメリットだと感じました。
自分自身勉強になることも多く、今後も定期的にポートレート教室は開催していきたい所存です。